プラトン 国家 要約 7

はじめに:アリストテレスの思想について、わかりやすく解説!アリストテレスは、大学の哲学の講義でも頻繁に紹介される、哲学史上の超重要な人物です。しかし彼の思想の全体像を掴むのは容易ではありません。この記事を読んでくれている人の中にも、「哲学の講義で... この世にイデアの影が写っているのなら、比例の関係によってイデアそのもののあり方を推論することができる, 早稲田大学在学中の4年生(飛び級したので、大学生活3年目で4年生)です。GPA3.98/4.00で、現在学部首席になっています。学部での専攻はフランス現代思想(エマニュエル・レヴィナス)。2020年3月より「レヴィナス協会」(学会)会員。このサイトでは、哲学や文学に関する書籍の紹介や、大学生活に役立つ情報提供を行っております。まだまだ未熟者の私ですが、みなさんのお役に立てれば幸いです。. Hutchinson(eds. まずは登場人物について。グラウコンとは、登場人物の名前で、プラトンの兄です。 「グラウコンの挑戦」とは、プラトン『国家』の第2巻に出てきます。 彼がソクラテスに対して「正義は損だ、という言説を退けてほしい」と願い出る、一連の主張を指します。 また、長兄のアデイマントスも登場しています。 この人物も「グラウコンの挑戦」に続けて 「アデイマントスの挑戦」とでも言うべき、重大な主張を提起します。 以下が … 「じっさい、君も知っているだろうが、この道に通じる玄人たちにしても、彼らは、<一>そのものを議論の上で分割しようと試みる人があっても、一笑に付して相手にしない。君が<一>を割って細分しようとすれば、彼らのほうはそのぶんだけ掛けて増やし、<一>が一でなくなって多くの部分として現れることのけっしてないように、あくまでも用心するのだ」(525d-e) 「眼鏡っ娘」がただの「眼鏡をかけた女」とは異なるという事態を、本書は端的に示している。国家の指導者となるべき哲学者を教育するエピソードにおいて、プラトンは数学教育の重要性を説く。そこで彼は「一」を認識することが真理を見抜く知性の土台を作るとして、こう言う。

国家にとっての正義とは、上に立つべき人がちゃんと上に立ち、下にいるべき人がしっかり下で従っている状態を指します。上に立つべき優秀な人とは、哲学者のことです。同じく、正義の人とは、上に立つべき知的要素がしっかり上に立ち、下にいるべき欲望がきちんと下で従っている状態を指します。逆に、下にいるべき欲望たちが思考や行動を支配した状況を「悪」と呼びます。 洞窟の比喩(どうくつのひゆ)は、イデア論を説明するために、古代ギリシアの哲学者プラトンが考えた比喩である。 『 国家 』第7巻で詳述される。 and D.S. 田中美知太郎・藤沢令夫編『プラトン全集 全15巻・別巻』、岩波書店、1974-1978年。. 「プラトンの哲学(3)イデア論とはどんなもの?」では、この偉大な哲学者の中心的なテーマである「イデア論」についてご紹介しました。今回は、プラトン哲学のもう1つの柱である「国家」についての思想を見てみたいと思います。政治思想のところですね。 【要約】「正義」とは何であるかを考えた本です。 人は善い生と悪い生とを識別し、自分の力の及ぶ範囲でつねにどんな場合でも、より善いほうの生を選ぶべきだ。なぜならば、人間はそのようにしてこそ、最も幸福になれるのだから。, プラトンは本書という大長編を書いたが、結局「なぜ、人は善く生きなければならないか」という問いには答えていない。プラトンは、善のイデアを理解し、欲望や感情を理性でコントロールすることが幸福に繋がると言っているだけだ。, ここから先は完全に私見だが、人は自分が「善のイデア」から外れることを為した場合に後悔するからこそ、善のイデアを追うのではないだろうか。少なくとも私は、自分の信じる「善の道」を外れた時には極めて凹む。要は、自己満足のために、善を追っているのである。まだまだ修行が足りない証拠だろう。, ちなみに、京セラ創立者で日本を代表する経営者である稲森和夫は、その著書「生き方」の中で、こう述べている。, 私は、人間の心は多重構造をしていて、同心円状にいくつかの層をなしているものと考えています。すなわち外側から、, 真我は愛と誠と調和に満ち、真・善・美を兼ね備えている。人間は真・善・美にあこがれずにはいられない存在ですが、それは、心のまん中にその真・善・美そのものを備えた、素晴らしい真我があるからにほかなりません。, しかし、普通の人間はそこまで届くことはできません。では、どうすればいいのか。私は、理性と良心を使って感性や本能を抑え、それらをコントロールしていこうと努めることが大切だと考えています。(一部要約), 老齢の者が集まると、若いころの快楽が今はないことを嘆き、女と交わったり、酒を飲んだり、陽気に騒いだり、その他それに類することをあれこれやったのを思い出しながら、悲嘆にくれるのが常だ。, しかし(三大悲劇作者の一人)ソフォクレスは女性との交わりについてこう言う。「私はこの歳になってそれから逃れ去ったことを、無上の歓びとしている。例えてみれば、狂暴で 猛々しい一人の暴君の手から、やっと逃れおおせたようだ」と。, これは名言だ。まったくのところ、老年になると、その種の情念から解放されて、平和と自由がたっぷり与えられることになるのだ。(一部要約), これは、本書最初の数ページ目に出て来る。「西洋哲学の源流」というから、どれだけ難解で高尚なことが書かれているのかと身構えて読むと、いきなりの下ネタ(?)で肩透かしをくらう。, しかしまあ、人間というのは2400年経っても、やっていることや考えることは一緒である。なんともほっこりする書き出しだ。, 全ての状況においてその人が、たぶらかしに対する抵抗力と端然とした品位を示すかどうか、自己自身を守り、自分が学んだ教養(音楽・文芸)を守れるかどうか、かくて自己自身にとっても国家にとっても、最も有用有為の人物でありうるかどうかを観察しなければならない。, そしてわれわれは、こうして子供のときにも、青年のときにも、成人してからも、たえず試練を受けながら無傷のまま通過する者を、国家の支配者として、また守護者として任命し、そうでない者は排除しなければならないのだ。, ここでは国家の守護神たる者の見極め方が議論されているが、常に試され、評価され、選抜されているという意味では、大きな組織のビジネスパーソンと同じだろう。, どれだけ窮地に追いやられても、揺さぶられても、確固たる自己を保持できるかどうか、人の上に立つ者としては、時代を問わず、必要な素養と言えるのではないか。, 一般に何か四つのものがあって、我々はそのうちのどれか一つを、何らかのもののなかに探し求めているとする。, その場合、探し求める当のものを最初に知ることができたなら、我々としてはそれで充分なわけだし、またもし他の三つのほうを先に知ったとすれば、まさにそのことによって、求めていたものは知られたことになるだろう。なぜなら明らかに、いまや、そこに残ったものこそがそれに他ならないのだから。, 何となく分かったような、分からないような議論である。要は、全体とある一部が分かれば、残りの部分は「全体マイナスある一部」で把握できるということ。, 「ソクラテスの弁明」もそうだが、ソクラテスの議論というのは、何となく煙に巻かれてしまう印象を持つ。だからこそ当時、世間の人から「若い人々を惑わす危険な人」と謗られ、処刑に追い込まれてしまったのだろう。, 「ソクラテス、確かにあなたに反論できる者は誰もいないでしょう。けれども、あなたがいま言われるようなことを耳にするたびにいつも、聞く者たちのほうは何となくこういう感じを受けるのです。, つまり、自分たちは問答をとりかわすことに不馴れであるために、ひとつひとつ質問されるたびに、議論の力によって少しずつわきへ逸らされて行って、議論の終りになると、その〈少しずつ〉が寄り集まって大きな失敗となり、最初の立場と正反対のことを言っているのに気付かされるのです。」, いやしくも本当に自らの精神を真実在のもとに置く者ならば、目を下のほうに向けて世俗事に気をとられ、人間たちと争って嫉妬と悪意で心をいっぱいにするような、そんな暇などは決してないだろうからね。, いや、彼は、整然として恒常不変のあり方を保ち、全て秩序と理法に従う存在と一体化することに時を使うだろう。, 人間は生きていると、様々な雑事に追われ、本来目を向けるべきではない嫉妬や悪意に囚われることがある。, しかし、より上位の事柄に自分の関心を向けることで、嫉妬や悪意から逃れることが出来る。例えば、自分はどう生きたいのか、そのために為すべきことは何なのかを冷静に考え始めることができれば、それより下位の事柄はどうでもよくなってくる。, 思慮(知)と徳に縁のない者たち、にぎやかな宴やそれに類する享楽に常に馴染んでいる者たち、彼らはどうやら、〈下〉へと運ばれてはまた再び〈中〉のところまで運ばれるというようにして、生涯を通じてそのあたりを彷徨い続けるもののようだ。, 彼らは決して、その領域を超え出て真実の〈上〉のほうを仰ぎ見たこともなければ、実際にそこまで運び上げられたこともなく、また真の存在によって本当に満たされたこともなく、確実で純粋な快楽を味わったこともない。, むしろ家畜たちがするように、いつも目を下に向けて地面へ、食卓へとかがみこみ、餌を漁ったり交尾したりしながら身を肥やしているのだ。そして、そういったものを他人より少しでも多く勝ち取ろうとして、鉄の角や蹄で蹴り合い突き合いしては、いつまでも満たされることのない欲望のために、互いに殺し合うのだ。, 哲学者(自分は<上>だと思っている人々)から見た大衆観なので、若干の中二病っぽさというか、選民意識が強すぎるというか、そんな感はある。, しかし、いつの時代でも、世界のどの場所でも、大多数の大衆は無知で蒙昧で欲望に従って生きる存在なのだろう。現代日本も決して例外ではない。, 「自分は<上>の人間でありたい」という人が、自己を律するための「健全な上流意識」として、プラトンの言葉は噛みしめられるべきだろう。, (演劇等において)感情を高ぶらせる場面のほうは、いくらでも種々さまざまに真似て描くことができるけれども、他方の思慮深く平静な性格はといえば、つねに相似た自己を保つがゆえに、それを真似て描くのは容易ではなく、またそれが描写された場合にも、そうやすやすと理解されるものではない。, 特に、お祭りのときとか、劇場に集まってくる種々雑多な人たちにとってはね。なぜなら、そういう人たちにとっては、そこに真似て描かれているのは、自分の与り知らぬ精神状態だろうから。, プラトンは、劇作家や画家を「低俗だ」とバッサリ切り捨てる。何故なら、彼らは感情の起伏や苦悩を描かせれば立派だが、思慮深さや魂の向かうところといった深遠なテーマを取り扱う能力が無いし、仮に取り扱っても一般大衆がそれを理解しないからだ。, 現代でも、映画や小説は「娯楽」、哲学や倫理は「学問」という認識が一般的であるが、プラトンの理屈で考えると理解しやすい。映画や小説では、深い思考を表現することが出来ないのだ。.

哲学者になるためには、感覚で捉えられるようなものは捨てて、思考だけが把握できる対象=イデアを捉えなければなりません。そうしてイデアを把握する哲学者は、正義そのものであり、最高に幸せな人間となります。, 【感想】政治学や教育学の、押しも押されぬ大古典。内容に対して私が言うべきことは、ほぼ何も残されていない。, とはいえ、いくつか気になることはある。たとえば、社会契約論について。プラトンは明確に社会契約説を否定している。しかも歴史的に否定したのではなく、倫理的に否定している。社会契約論が本当に仮想敵としなければいけないのは、王権神授説のような代物ではなく、プラトニズムではないのか。, これはもちろん民主主義にも当てはまる。プラトンは民主主義を明確に倫理的な意味で否定している。しかも民主主義の根幹である「多様性」そのものを倫理的に否定する。プラトンは、単一性や単純性や純粋性といった「自己同一性」を最大の根拠として、民主主義の多様性を倫理的に非難する。この単一性や単純性や純粋性といった観念は、現代では民族の単一性・単純性・純粋性という「ナショナリズム」の形で先鋭化している。民主主義が本当のラスボスとすべきは、目の前に見えるナショナリズムではなくて、背後に控えているプラトニズムであり、「自己同一性」という概念そのものではないのか。, 個人的には、本書は、政治学や教育学の古典であるよりも前に、「自己同一性」という概念が持つ魅惑と恐ろしさを疑いのない水準で浮き彫りにしたところに意義があると思っている。, もちろん教育について無視するわけにもいかないので、それについてはこちらへ。→参考:研究ノート「プラトンの教育論―善のイデアを見る哲学的対話法」, 【この理論は眼鏡論に使える】人間の魂を三要素に分割する考え方は、眼鏡っ娘が登場するマンガを分析する際に、大きな理論的武器となる。プラトンは、一人の人間を「知的/勇気/欲望」の3つの要素に分割した上で、知的な部分がほかの部分を従えることこそが「正義」であると主張した。そしてそれは国家においても同様であり、知的な人間がほかの人間を従えるのが「正義」ということになる。それは一つの物語においても当てはまる。一つの物語に登場するキャラクターそれぞれに魂の三要素「知的/勇気/欲望」を割り当てる。すると物語で展開されるキャラクター間の葛藤は、一人の人間のなかで繰り広げられる魂の葛藤と相似するものとなる。そして「知的」な人間が上に立つことが、プラトンによれば「正義」なのだ。知的な人間とは、もちろん眼鏡をかけた者のことである。, *9/22追記 これは、愚かな非眼鏡勢力がしばしば「眼鏡を外した方が美しい」などという馬鹿げた戯言を発することに対する批判である。プラトンが言う「<一>そのものを議論の上で分割しようと試みる」とは、本来は「一人の眼鏡っ娘」であったものを言葉の上だけで「眼鏡と娘という多の集合に分割しようと試みる」ことを意味する。それは極めて愚かな行為であって、心ある眼鏡勢力はプラトンの言うとおり「一笑に付して相手にしない」ことが必要だ。眼鏡勢力が気をつけるべきは、「<一>が一でなくなって多くの部分として現れることのけっしてないように、あくまでも用心する」ということだ。もちろんこれは、「眼鏡っ娘」が眼鏡を外して「眼鏡と娘の多の集合」に成り下がらないように用心するということを意味する。なぜなら「眼鏡っ娘」という「一」にこそ真理が宿るのであって、「眼鏡と娘の多の集合」には知性のかけらも存在しないからである。そもそも「割って細分」とは眼鏡を否定する暗喩であり、「掛けて増やす」とは眼鏡を肯定する暗喩である。眼鏡を掛けて「眼鏡っ娘を増やす」ということこそ、真理へと到達する道筋なのだ。, ■プラトン/藤沢令夫訳『国家』〈上〉、岩波文庫

プラトンが言う「何か反対のもの」とは、「一」に対して「多」が現れることを意味する。人間は「人間という一」であると同時に、「二つの眼と二つの耳と二つの手と二つの足などなどの多の集合」でもある。我々はどうして人間を「一人の人間」として認識し、「二つの眼と二つの耳と…の集合」としては認識しないのだろうか。これが「一と多」に関わる認識論的問題である。プラトンは様々な物事を「多」ではなく「一」として認識することこそが真理を認識する知性の役割だと言う。知覚だけでは、見えるのは「二つの眼と二つの耳と…の集合」だけであって、ここから必然的に「一人の人間」という認識は生じない。知覚に加えて知性の働きがあってこそ、初めて「一人の人間」という認識が生じる。 『国家』の内容 『国家』は全10巻からなるプラトンの代表作で、「正義について」という副題がつけられています。. ), Plato Complete Works, Indianapolis, 1997. 『国家』の内容の要旨・要約③:第5巻〜第7巻(哲人政治への道) 『国家』への感想:善のイデア(太陽・線分・洞窟の比喩) プラトン『国家』のまとめ; プラトン『国家』に関連する哲学書. It has been said that democracy is the worst form of government except all the others that have been tried. R. Slingsが校訂した校本が出版されている。, 『国家』は全10巻で構成され、プラトン中期の作品と考えられている。その内容は、ソクラテスがアテナイにおけるケパロスの家で行った議論を記録する対話篇の形式で、元々はプラトンの創立した哲学と数学のための学院、アカデメイアの講義の傍ら、学生がこれを読んで勉学の一助とするために執筆されたものと伝えられる。ただしプラトンが執筆した講義ノートの類は残っておらず、それが実際にはどういうものであったのかは不明である。彼の弟子アリストテレスの場合は講義ノートのみが現存し、彼も学生向けに戯曲の形の読み物を書いたというが、それは散逸した事で今日に伝承されていない。, 本書は他の対話篇と較べ際立って長く、「魂に思慮し、善く生きる」というソクラテスの思想を、プラトン中期思想に特徴的なイデアを中核に、古代ギリシアにおいて支配的な考えであった小宇宙即ち人間と、大宇宙即ち国家との対比を用い、個人だけでなく国家体制そのものにまで貫徹させようという壮大かつ創造性豊かな哲学大系が提示される。そのため、プラトンの政治哲学、神学、存在論、認識論を代表する著作とされ、古代西洋哲学史において最も論議される作品と位置づけできる。ゆえに本書で展開されている理想国家の発想は共産主義や後世のユートピア文学にも多大な影響を与えた。, 具体的な内容については、ケパロス(英: Cephalus)によって提示された正義が何なのかという問題から始まる。ソクラテスはまずトラシュマコス(英語版)によって主張された、強者の利益としての正義という説を論駁した。しかしグラウコン(英語版)やアデイマントスが正義の存在を否定する立場を代理に主張することでソクラテスに対して正義に対する見解を示すように求めたために、ソクラテスは個人の延長として国家を観察することで応答しようとする。国家を観察するためにソクラテスは理論的に理想国家を構築しており、その仕組みを明らかにした。そして理想国家を実現する条件としてソクラテスは独自のイデア論に基づいて哲人王の必要を主張する。この哲人王にとって不可欠なものとして教育の理念が論じられており、正義が人間を幸福にするものと考える。, ペイライエウスの居留民トラキア人たちによる、月神ベンディスの祝祭がはじめて催されるということで、参拝・見物に来たソクラテスとグラウコン。終わってアテナイに帰ろうとすると、ポレマルコス、アデイマントスらに呼び止められ、ポレマルコスの家へ。, ソクラテスは、家長のケパロスに挨拶し、老いや富についての会話を交わす。その過程で出てきた「正しさ」を巡り、ポレマルコス、トラシュマコス、クレイトポンを巻き込んだ問答が展開されていく。, 2巻以降は、プラトンの兄たちであるグラウコン、アデイマントスがソクラテスの相手をし、表題通りの国家論、また様々な思想が披露されていく。, 本篇は、全10巻から成る大長編であり、全12巻から成る最後の対話篇『法律』と並んで、プラトンの著作中では群を抜く圧倒的な文量を誇る。, また、『カルミデス』や『リュシス』と同じく、かつての対話をソクラテスが読者に語るという体裁を採っており、純粋な対話篇(ダイアローグ)と異なり、解説(ナレーション)が交じる。『饗宴』や『パイドン』のように、対話者が回想するという形ではない。, 導入である1巻では、ケパロス、ポレマルコス、トラシュマコス、クレイトポン等が次々と入れ替わって対話相手となるが、1巻の末尾から2巻以降は、最後の10巻に至るまで、グラウコンとアデイマントスの兄弟のみが対話相手となる。2人の内では、グラウコンがメインの対話者であり、アデイマントスが受け持つのは、2巻の大部分、3巻の前半、4巻の前半、6巻の大部分、8巻初頭から9巻初頭など。, この著作で最初に問題とされる正義について各人に相応しいものを返し与えること、もしくは強者や支配者の利益という定義が検討される。しかし両者とも検討の結果として正義を定義することには不適切であると考えられた。そこで個人の正義を明らかにするための方法論として国家を取り上げる。つまり個人の正義のモデルとして国家の正義を検討することで、個人の正義がどのようなものであるべきかを考えるのである。, ここから国家の成り立ちについて理論的な考察がなされる。そして統治者(守護者)の魂のあり方が極めて重要であり、その教育訓練について検討しなければならないことが分かった。そして理想国家においては統治者の魂のあり方と政治体制、正しい政治体制を実現するために、必要な最高のイデアについての説を通じて論じられる。, 第3巻からは、理想国家における教育が論じられ、正しい知識と単なる思いなし(ドクサ)が区別される。後者には模倣が含まれ、詩や絵画は模倣の一種であり、正しい知識ではないとされる。また守護者の育成には、神や国家に対する尊敬を損なうような神々についての説話(ホメロスにおけるヘーラーの嫉妬とゼウスの浮気などが想定されている)は教えるべきではないとされる。そこから詩人追放論と呼ばれる、教育から詩の学習を排除する構想が主張される。この思想は最後にもう一度繰り返される。, 魂は三つの部分からなり、正しい魂のあり方とは三部分すべてが知識をつかさどる部分のもとに調和する状態であるとされる(魂の三部分説)。三部分のどこが優越するかによって、魂の状態、すなわち人間がどのような性質になるかが決定され、これはそのまま民主制などの国家体制に対応されるものとされる。プラトンは最適者、気概に富む者、民衆の三種類を想定し、そのどれが社会において上位を占めるかに応じ、哲人王制、最適者支配制、富者による寡頭制、民主制、僭主制の5つの国家体制を描き、どのようにそのような体制の交代がありえるかを描写する。彼は哲人王制を最良の政体とし、この順に劣るものとし、最低のものが僭主制であるとした。ここにはプラトンの経験したアテナイの民主制とシュラクサイの僭主制からの知見が投影されている。, プラトンの構想では、国家の守護者のうち、優秀な者を選んで哲学や哲学者になるための基礎分野の学習をさせ、老年に達した者に国政の運営を任せる。これが哲人王の思想であり、そのためにはイデア、ひいては善のイデアの直接な観想が必要であるとされる(そして善のイデアを見ることが哲学の究極目的であるとされる)。ここでイデアの観想は線分の比喩、洞窟の比喩、を用いて語られる。哲学によって、人は感覚的世界から真実在であるイデアの世界を知る(線分の比喩)。またイデアの直接的観想によってのみ、イデアの世界と現実の感覚的世界の間の隔たりと哲学する者の真実在へのあこがれ、また現実世界へのイデア的知識の適応は可能にされる(洞窟の比喩)。, 現実からの類推に始まるイデアの学習がなぜ可能になるのか、プラトンは論証によっては答えを与えず、それらしい物語(ミュートス)によって、すべての人は魂の輪廻において出生前にイデアを見る機会とこの世界での生き方の選択の機会を与えられていることを語る(エルの物語)。対話篇『国家』は、このエルの物語によって結ばれる。, https://ja.wikipedia.org/w/index.php?title=国家_(対話篇)&oldid=77107829.

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